【全5回】パラが数字を取れるまでの道のり④

前回は私たちが障がいを持った方を見慣れるには、障がいを持った方たちがメディア等各種コンテンツにガンガン出るべき!としたが、今回は具体的な登場方法について書いていきたい。

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まずはNHKから!

スポンサーに左右されない番組作りが出来る観点からも一番無理なく導入できるし、公共放送を謳っているのであればして然るべし。

朝の連ドラに主役脇役問わず現代モノの作品には必ず登場することで、定着を目指す。そもそも「半分、青い」は主人公が片耳聞こえない設定だったはずだが、何故か途中から消滅してたのは本当に謎。その他バラエティ番組にもゲスト出演して、「最近のNHK、障がいのある人がよくでてるな〜」と感じるくらいの頻度とする。

次は民放!

全年齢性別問わず視聴者が多いと思われるマツコ氏の番組にゲスト出演。具体的な番組といえば「マツコの知らない世界」。

この番組はタイトル通り視聴者の知らない世界を紹介する番組なので、一番違和感なく入っていけるのではないかと思う。マツコ氏のクレバーな解析、相手を盛り上げられる能力は、視聴者を未知の世界へ惹きつけるのにもってこいである。

ここで、放送局問わず注意したいのは、絶対に同情をかわせたり説教臭くしないこと!

前出のようなややアカデミック寄りのバラエティ(お笑い寄りのバラエティの場合、配慮に欠ける表現が出やすいので、この段階ではまだ時期尚早)や、明るい内容のドラマやアニメでの登場が好ましい。ポリコレ的にねじ込むのではなく、「時々出ているな〜」と感じる程度。

今までメディアによって植え付けられた、「慈愛を持って接しなければならない人、努力家、奇跡の人」といった誤った認識を壊し、「同じ社会にいる仲間」へと頭を切り替えるためには、何よりも「楽しい」内容である必要がある。

子供も大人も自分の事で精一杯、ストレスいっぱいで生活している中で、自分より気を遣わねばならい人を説教臭い内容で紹介されても誰も興味を持てないのではないか。

ここまでくれば、少なくとも「テレビの中では割とよく見る人たち」の認識まではいける。

すると、次の段階に移行できる(続