通学の3つのハードル

二学期が始まった。

今年は、自治体(学校)によって対応は様々で初日から給食ありの通常授業であったところ、半日給食なしだったところ、オンラインだったところがあったようだ。

オンライン対応をしていない学校で、登校に不安がある生徒は欠席扱いにしないとのお触れがでているところもある。

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子供の教育は憲法で保障されているけど、依然として下記の条件が揃わないと受けられない環境である。

①本人が通学可能な程度に健康

②本人の通学意欲

③家族の許可(義務ではある)

この3つが揃うことで、はじめて学校に通うことが可能になる。

①は、昨今であれば家族に陽性者が出たら本人は陰性でも登校できなくなる=授業が受けられない。

平常時でも、インフルエンザの解熱後数日間やその他感染症といった自宅であれば勉強できる状況でも同じく受けられない。

②は、様々な理由で本人が学校に行きたくないが勉強は遅れたくなくても受けられない。

③は、本人が希望しても親の考えで行かせていない場合(感染症の蔓延、受験期における体調管理、学校制度に対する嫌悪等)。

「通学かオンラインのいずれか一択!全員同条件!」という、形式のみの平等ではなく、補助的にオンラインを可能にする事で、今まで条件が揃わずに受け皿から溢れてしまっていた子供を教育の枠に入れられる臨機応変な対応をしていく土壌作りをしていくことが、本当の「平等な教育機会の提供」なのであると思う。